私たちの教会の礼拝式には様々な要素があります。
いくつかの大切な要素について、ご注意願いたいことがあります。
礼拝が始まる前:
会衆席に座り、心を静めましょう。
この世の多くの思い患いを一旦置いて、心を神に向けましょう。
黙祷をささげながら、また今自分に与えられている課題を思いつつ、
静かに礼拝が始まる時を待ちましょう。
讃美歌について:
礼拝時に司式者が「讃美歌~番」と言います。
お差しさわりのない方はご起立頂き、共に大きな声で歌いましょう。
私たちの教会では現在、文語体がかなり残っている古い讃美歌を使用しています。
この讃美歌は1編と2編に分かれています。
2編を歌うときは司式者が「讃美歌第2編~番」と言います。
歌詞の意味を思いめぐらしつつ、神に向かって歌うとき、新鮮な感動と慰めがあります。
祈祷について:
司式者が「共に祈りましょう」と告げます。
司式者が神に呼びかけ、祈りが始りますので手を組んで心を合わせてください。
心のすべてを神に向けて開く時、神が私たちに臨んでおられます。
祈祷の最後に、司式者が「主イエス・キリストの御名によって祈ります」と祈ります。
その後、会衆一同で「アーメン」と唱和します。
これは「真実です。確実です」という意味のヘブライ語です。
祈りはすべて、この言葉で閉じられます。
説教について:
牧師が聖書のメッセージを語ります。
大切なのは、そのメッセージを通して神が私たちに語りかけてこられる言葉を聞くことです。
単なる牧師の思想とか体験を聞くのではありません。
聖書のメッセージを通して今私たちに語りかける神の言葉に耳を澄まします。
「牧師の言葉を聞く」というより、そこから響いてくる「神の言葉」を聞くことができるか、が大切です。
だから、説教は語る側も聞く側も、祈ることなくしてはできません。
共に祈りつつ神を仰ぐとき、神が私たちに語ってくださいます。
説教は、神の御前でなされます。
語る者も聞く者も、神の前で、神を仰いで、神の言葉を語り、聞くのです。
献金について:
礼拝の中で献金がなされます。
司式者が「感謝と献身のしるしとして、献金を致しましょう」と言うと、
献金係が献金箱を持って席を回りますので、自由な額を献金してください。
献金は神と自分の関係のなかでささげます。
問題は額の大きさではありません。
神は額が小さくても喜ばれることがありますし、
額が大きくても、喜ばれないことがあります。
大切なのは神に対して、賛美と感謝、信仰と献身の思いが
その献金にどのくらい込められているのか、ということです。
祝祷について:
礼拝の最後、牧師が手をあげて祝福の祈りをささげます。
祝福されて、私たちは派遣されます。
私たちは礼拝を続けながら、祝福され続けながら歩んでいきます。