2016年4月14日、16日に熊本を中心として震度7、別府での震度が6弱という地震が起こりました。
この地震により、被災された皆様のことを覚え、主なる神の平安とお支えをお祈り申し上げます。
必ずや、神からの力により、熊本・大分の地域、教会が復活・復興することを確信いたします。
当別府不老町教会もこの地震により被災いたしました。
礼拝堂が使用できなくなり、現在隣接の集会室(2011年完成)にて、礼拝・諸集会を守っています。
礼拝堂外壁に、クラックが25か所以上、
礼拝堂の内壁・天井にクラックが20か所以上生じました。
最初はそれほど目立たなかったひび割れが、度重なる余震により、だんだんと数が増え、幅の間隔も目立つようになっていきました。
建築士の方に目視して頂いたところ、「天井の崩落の危険が高い」との指摘を受けました。
耐震診断を依頼したところ、「基準外の建物であるため、耐震診断することができない。現代の耐震基準には遥かに及ばない建物だ」との指摘を受けました。
ただでさえ、築82~90年の建物です。手を加え続けて、なんとか建ち続けていましたが、建物としての寿命は、すでに尽きていたと言えます。
次の地震に耐えることができる可能性は、極めて低いことが予測されます。
そのため牧師・長老会としては、責任をもって礼拝にご出席の皆様に、礼拝堂に入って頂くことができません。
資金が整っていないことから、新会堂建築は5~10年後先かと考えていました。
ところが、この度の地震により、主なる神からの信仰のチャレンジとして、新会堂のビジョンを描くように、強力に背中を押されることとなりました。
そこで、神に祈り、御心を求めるなかで、2016年5月29日の定期総会にて、「礼拝堂の改築(除却・新築)に関する件」を承認し、現会堂を除却し、新会堂を建築するべく、教会として決意と確信をもって新たに踏み出すこととなりました。
牧師館・集会室の借入金の返済も残っている、マイナスの状況からの出発です。
しかし、この建築の業を通して、当教会が新しい教会史の段階に進むべく、神ご自身からの促しと受け止め、神の偉大なご計画を確信し、信仰の決意をもって新会堂完成へ向けて進んでまいります。数々の困難が予想されますが、神が共にいますなら、必ずや道は開かれると信じます。
全国の諸教会の皆様から、数多くの問安の問い合わせをいただき、心より感謝しております。
星のように多くの信仰者たちに祈られている心強さ、力強さ、慰めを感じています。
皆様のお祈り、お支えに心より感謝致します。
今後とも、当教会を覚えてお祈り頂けますよう、改めて御願い申し上げます。
どなたでもお志のある方は、下記郵便振替口座までご献金頂ければ、礼拝堂復興のために有り難く使わせて頂きます。
取扱店番号 72009
郵便振替口座 01720-4-56007
日本基督教団別府不老町教会
私たちの教会を覚えてくださっている皆様のうえに、主イエス・キリストの格別なるみ恵みが注がれますよう、お祈り申し上げます。
ありがとうございました。
栄光在主
別府不老町教会
牧師 齋藤真行